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無料のXServer VPSでn8nとDifyを動かして遊んでみた!

今回のきっかけ

ネットサーフィンをしていたら国内として初である無料のVPSがXServerから提供されているではありませんか。
https://vps.xserver.ne.jp/free.php

どこまで無料で使えるか確かめてみよう & 面白そうなアプリイメージも提供されていたから遊んでみよう
てな感じの流れで手を出してみました。

ちなみに残念ながら1つのXServerアカウントごとに1契約まででした…
どこにもそんなこと書いてへんかったやん…

アプリイメージは色々提供されているんですが、AIツールとしてフィーチャーされていたものは以下の2つでした。

  • n8n
  • Dify

Difyは前々から気になっていましたがあまり詳しく追っていなかったのと、n8nは初耳だったということもあり、
せっかくの機会なので調べて見ました。

ちなみに...

こちらの記事はClaude Codeに作ってもらったウェブサイトで公開しており、その動作検証を兼ねています。

アーキテクチャとしては、

  • バックエンド:MicroCMS(無料)
  • フロントエンド: Claude Codeに作ってもらったReactをVercelでホスティング

VPS契約~アプリケーションを使うまで

  1. XServer公式サイトから申し込み & アプリケーションを選択してインストール
    →カード登録もないので5分ぐらいでサーバーが起動します。
  2. ↓こんな感じでポートのフィルター設定を追加して...
  3. SSH接続 or コンソールから以下を実行してセットアップ完了
    bash setup.sh <ドメイン> <メールアドレス>

n8nとは?

  • n8nはオープンソースのノーコード自動化ツールで、1000以上の外部サービスと連携可能。
  • セルフホスト可能で、セキュリティやデータ管理要件を満たしやすい。
  • 条件分岐やループ処理がノーコードで実現でき、複雑な自動化に対応。
  • クラウド版とセルフホスト版の2通りの使い方があり、柔軟な運用が可能。
  • Difyなどの生成AIツールと比較しても、業務全般の自動化に特化した設計。連携することも可能です。

n8n 実際の画面

初期設定画面(テンプレワークフロー)

Difyとは?

読み方は「ディファイ」「ディーファイ」あたりかしら

サービスの概要としては、公式サイトには

実運用可能なAgentic AIソリューションを構築

と書かれていました。

昔はAIアプリ開発プラットフォームみたいな説明だった気がするので時代の変化に合わせているのかなという感じ。

実際はワークフロー機能で作業の自動化もできるのでノーコード自動化ツール的な機能もありますが、前面に押し出しているのはAIを使ったチャットボット作成であったりAIエージェントな印象です。

まとめると、機能としては

  • チャットボット
  • AIエージェント
  • ワークフロー

Difyの実際の画面

↓トップページのアプリ一覧

↓5つのアプリタイプが存在します。

↓チャットフロー(チャットボット & ワークフロー)を選択してみました。

↓LLMノードではLLMのモデルを選択します。

↓APIキーの設定をすると、デフォルトのモデルの選択ができるのでこちらも設定しておきます。

↓ノード間で受け渡す変数の設定をするとこれだけで簡易チャットボットができます。

お問い合わせボット作ってみた

北区のAIチャットボットがあまり使えなかったので勝手に作ってみた。

検索には月1,000リクエストまで無料のTavilyを利用
Tavily:主に大規模言語モデル(LLM)や AI エージェント向けに設計されたリアルタイム Web 検索エンジン。

10分ぐらいでちゃんと動くチャットボットができました!
構成は以下のようにシンプル

チャット開始時に入力を受け付けて、そのキーワード + 「東京都北区」で検索させる

LLMノードの設定もシンプル

ただしこのままでは、2回目のチャットを始めても初期のキーワードが残っていて、チャットに何を入れても同じ検索を何度も繰り返すワークフローになってしまう。

解消方法:ワークフロー内で使える変数(会話変数)というものがあるので、そのカウントアップによって処理を分岐するようにする

初期値には0を入れておいて、ワークフローが最後まで実行されると1にセット。この数値で条件分岐することで2回目以降の会話では処理が分岐されるようになる。

最終的にできたのがこちら↓
LLMノードの処理は、検索キーワードの抽出と検索結果のまとめにしている。

狙い通り2回目以降の回答はチャットボックスからの入力を反映している。

これを北区に売ってボロ儲けや!!!

Claude Codeをインストールして、リモートポチポチ環境を作ってみた

こちらの記事を大いに参考にさせていただきました…!

https://note.com/hi_noguchi/n/n53fbc5f23be4

Difyを動かしつつ、マルチサイトにしてClaude Codeを動かしてみました!
スマホからアクセスしている様子↓

ちなみにSSHクライアントはTermiusの無料プランを使っています。
Claude Codeを起動してしまえばあまり関係ないですが、CLIの操作もスマホ用に最適化されており、割と使いやすかったです。

とはいえキーボードで画面の半分が見えなくなるのでお辛いところはありますが…

OSはUbuntuなのでそのままClaude Codeをインストールして検証したところ起動できました!

つまづいた点としては、記事ではpnpmでインストールしていましたが実際にやってみるとメモリ不足でインストールできず、
最終的には一度Difyを停止してからnpmでインストールし、Difyを再起動するとどちらも動きました!万歳!

記事にもあった通り、byobuというツールを使えばセッション管理ができ、複数端末を使っていても状態が引き継げます!

https://www.byobu.org/
byobuは、ubuntuに標準インストールされている仮想端末ツールです。

↓こんな感じでスマホで「こんにちは!」と送信したやりとりがPCからも見れます。

開発時は、「byobu」と打つだけで復帰できるので便利。

とはいえ体験としてはClaude Artifactsの方が良い。